夏バテとは?症状は?|夏バテの基本から対策を現役医師3名が徹底解説
監修
高宮 新之介 医師
昭和大学卒業 大学病院で初期研修を終えた後、外科専攻医として勤務。静岡赤十字病院で消化器・一般外科手術外科を経験し、外科専門医を取得。昭和大学大学院 生理学講座 生体機能調節学部門を専攻し、脳MRIとQOL研究に従事し学位を取得。
昭和大学横浜市北部病院の呼吸器センターで勤務しつつ、週1回地域のクリニックで訪問診療や一般内科診療を行っている。
外科専門医医学博士・がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了・JATEC(Japan Advanced Trauma Evaluation and Care)修了・ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)・BLS(Basic Life Support)
イントロダクション
「食欲がでない」「なんとなくだるい」
こんな夏バテの症状に困っている方は少なくありません。
そもそも夏バテって病気なのでしょうか?
今回は現役医師3名に夏バテの医学的な定義や症状、対策、夏に気を付けたい疾患や健やかに夏を過ごすコツを質問しました。暑い季節になる前に、夏バテへの理解を深め、夏バテ知らずの生活習慣を身につけましょう!
【参加医師の自己紹介】

たけちん先生@呼吸器外科・産業医
2016年医師免許取得。大学病院・市中病院で肺がん手術を中心に従事。救急外来や産業医活動も兼務。

CK先生@代謝内分泌内科
2009年医師免許取得クリニックで糖尿病・内分泌を中心に一般内科診療。今夏は暑さ由来の体調不良を外来で多数経験。

あらた先生@呼吸器外科
2015年医師免許取得。大学で肺がん手術に従事。訪問診療では夏季に自宅内での高齢者熱中症をしばしば診る。
夏バテとは医学的にどのような状態?症状は?夏バテの基本と対策
——そもそも夏バテとはどのような状態ですか?
「夏バテ」は病名ではなく、暑熱環境に身体が適応しきれないことで生じる症状群を指す表現です(暑気あたり、暑さ負け等も同義の日常語)。
要するに「夏の環境(暑さ・湿度)に身体がうまく対応できず多様な症状が重なった状態」です。病名でも正式な医学用語でもないが臨床では頻出します。
——夏バテの具体的な症状を教えてください
典型症状はだるさ、食欲低下、胃腸不調、頭重感、睡眠の質低下などですね。
私も主な症状は倦怠感、食欲低下・胃腸不調、頭重感・集中力低下、睡眠の質悪化などであると認識しています。
暑熱環境下では交感神経優位になりやすく、腸管血流が減って消化機能が落ちます。水分が取れていても「食欲が出ない」「胃が重い」が長引くことがあります。夏バテは単なる“疲れ”ではなく、自律神経・腸・体温調節機構が総合的に疲弊した状態といえます。
——なぜ夏バテになるのでしょうか?
背景として、①発汗に伴う水分・電解質喪失、②暑熱と冷房環境の出入りによる自律神経の乱れ、③夜間の暑さによる睡眠障害が挙げられます。
さらに「暑熱順化(heat acclimatization)」の不十分さも鍵です。順化には通常7–14日を要するとされ、急に暑くなる時期に体調を崩す方が多い印象です(参考3)。
私も、自律神経失調、消化機能低下、水分不足や電解質異常が主因と理解しています。日本の夏は湿度が高く、汗の蒸発が妨げられて熱放散が不十分となり体温調節が破綻しやすい点も重要です。結果として熱中症リスクが上がります(参考2)。
——夏バテになったときに医学的に推奨される対策を教えてください
こまめな水分・電解質補給、冷房と湿度管理、睡眠環境の整備、消化に優しいバランス食が推奨されます(参考1)。
水だけを大量に摂ると低ナトリウム血症を招き得るため、「水+適度な塩分・糖分」や食事からの電解質補給が理にかないます。いわゆる夏バテは熱中症の前段階であることも多く、適切に対処しないと体温調節破綻へ進展し得ます。
——先生たちが実施している夏バテ対策を教えてください
急な気温差で体調を崩しやすいので、暑くなり始めの段階で冷房を早めに入れますが、室温は下げすぎないよう配慮します。水分・塩分補給も兼ね、夏野菜を多く入れた味噌汁を食事に取り入れています。汁物は食欲が落ちても摂りやすく、温かいものの摂取は副交感神経優位にすることにもつながると感じます。
私も早い段階から暑熱順化を意識しています。消防士は過酷な暑熱環境での業務に備え、春から順化トレーニングを始めると聞きます。環境に慣れるには一定の期間が必要という示唆です。
早めの暑さ対策は日常生活でもすぐに取り入れられそうですね。
近年は企業でも熱中症対策が強化され、暑熱環境の業務がある現場では組織的な暑熱順化プログラムを導入する例もあります。
「夏バテの基本と対策」まとめ
- 夏バテは自律神経、腸内環境、体温調節機能が複合的に低下した状態である。指導の際はこれらを一つの症候群として捉え、熱中症への進展の可能性を説明する必要がある。
- 高湿環境では汗の蒸発が阻害され熱の放散が不十分になる。その結果、体温調節機能が破綻し、最終的に熱中症へと進展するリスクが高まる。
- 暑熱順化(体が暑さに慣れて、熱を逃がしやすい体質へと変化すること)には時間がかかる前提で、個人・医療現場・産業現場いずれも早期からの段階的対策を計画する。
夏バテ以外も要注意!夏に注意が必要な病気
——夏バテ以外にも夏に気を付けるべき病気はありますか?
まずは熱中症ですね!高温多湿では発汗の蒸散が妨げられ、体温調節機構が破綻します。水分・塩分が失われると、めまい・悪心・頭痛から、重いと意識障害やけいれんに至ります。高齢者や小児は特にリスクが高く、救急搬送も毎年多い印象です。
加えて食中毒。夏は細菌が増えやすく、カンピロバクター、サルモネラ、腸管出血性大腸菌などが増加します。十分な加熱、器具の使い分け、冷蔵保存といった基本の徹底が重要です。
夏に流行しやすいウイルス感染症もあります。手足口病、プール熱(咽頭結膜熱)は子どもに多く、発熱・発疹・結膜炎を伴い、学校や保育園で集団発生しやすいですね。
——CK先生の内分泌の領域で、夏に注意すべき病気はありますか?
内分泌の観点では、バセドウ病に注意です。甲状腺ホルモン過剰で代謝が過活性化し、暑さに弱くなり発汗が増えます。暑熱環境が増悪因子となり、夏は冬より受診・診断に至る方が多い印象です。
もう一つはソフトドリンクケトーシス(いわゆるペットボトル症候群)です。糖分を多く含む飲料を多量に摂り続けると高血糖になり、脂肪分解が進んでケトン体が蓄積します。重症化すれば倦怠感から意識障害まで至り得ます。糖尿病未診断の方でも起こり、これを契機に糖尿病と診断されるケースもあります。
これら二つの病気は、既往がない方でも夏場の体調不良をきっかけに新規診断となることを経験します。単なる夏バテと決めつけず、違和感があれば早めに受診してほしいですね。
バセドウ病は意外に思われがちですが、症候を考えると夏に表在化しやすいのは納得です。
——あらた先生はどのような病気が要注意だと考えますか?
腎泌尿器領域では尿路結石と急性腎障害(AKI)も注意です。暑さで水分が不足すると尿が濃縮し、腎への負荷が高まります。高温下での激しい運動では横紋筋融解症にも留意が必要です。日平均気温が高いほど、数日の短いラグで結石受診が増えるという時系列解析もあります(参考4)。予防はこまめな水分補給、運動時は電解質も意識することです。
脱水つながりでは深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)も。脱水で血液が濃くなり、長時間の不動が重なると血栓ができやすく、肺塞栓に至れば致命的です。
4〜6時間以上の長距離移動(飛行機・車・バス・列車)では、不動+脱水で深部静脈血栓症リスクが2〜4倍に上がるとされます(参考5)。歩行・ふくらはぎ運動、通路側座席の選択、水分摂取(アルコールと過剰カフェインは控えめ)が推奨です。夏休みの移動と重なりやすい点も注意ですね。
産業医の現場では「気づかない脱水」による体調不良が多いです。水だけではナトリウムやカリウムなどが補えず、倦怠感・筋けいれん・頭痛など“夏バテ”症状の裏に電解質異常が潜むことがあります。汗を多くかく状況では、電解質を含む飲料(経口補水液など)を意識的に活用してほしいですね。
AKI診療ガイドラインでも、院外発症AKIの原因は脱水・感染症など予防可能なものが多いと指摘されています(参考6)。まずは脱水を起こさない水分・電解質補給の徹底が基本です。
結局、「暑さ」そのものより、脱水と電解質異常が多くの疾患の引き金になっています。熱中症・血栓症・腎障害に共通する予防として、水分+電解質補給と“不動を避ける”をベースに、異常を感じたら早めに受診する——ここを強調したいです。
「夏バテ以外も要注意!夏に注意が必要な病気」まとめ
- 脱水・電解質異常が多くの夏季疾患(熱中症、尿路結石、AKI、深部静脈血栓症、横紋筋融解症)の共通リスク。水分+電解質補給と不動回避が予防の核。
- 感染症・食中毒は夏に増加。加熱・器具分離・冷蔵など基本対策と、異常時の早期受診が重要。
- 内分泌・代謝領域ではバセドウ病の顕在化、ソフトドリンクケトーシスの増加に注意。未診断例の新規発見の契機となり得るため、夏バテ扱いは禁物。
夏バテや夏の体調不良を防ぐための水分補給・食事等の工夫
——では夏バテはどのように予防すればよいのでしょうか?
夏バテ予防は水分と食事の管理が重要です。水分は喉が渇く前に少量ずつ、発汗が多い日は電解質(経口補水液・スポドリ・塩飴)も併用します。
尿色が濃い、尿量が少ない、朝の体重が減るのは不足のサインです。一方で水だけの大量摂取は低ナトリウム血症のリスクがあるため、塩分も一緒に。アルコールや濃いカフェインは利尿作用で逆効果になり得ます。
食事は少量ずつ、たんぱく質・糖質・野菜/果物をバランスよく。冷奴+小さめおにぎり+トマト、鶏ささみときゅうりのそうめん、納豆or卵かけご飯+味噌汁+果物などが例です。冷たいものの摂り過ぎは胃腸機能低下につながり得るため注意し、涼しい環境と睡眠も整えます。めまい、吐き気、判断力低下があれば熱中症の可能性もあるので、涼所で休み電解質摂取、改善しなければ受診を検討してください(参考7)。
基本はたけちん先生のとおりです。補足すると、暑い時期はうどん・そうめんなど麺類単品になりがちで、炭水化物偏重でビタミンやミネラルが不足しやすいです。特にビタミンB1は糖質のエネルギー産生に必要で、不足すると疲労感につながります。豚肉やうなぎが多いので、麺に豚肉をのせる、うな丼にするなどで蛋白質も含めて整えやすいです(参考8)。
——うどんや素麺は食べやすいためつい選んでしまいます。豚肉やうな丼以外にはどのようなものを食べるとよいですか?
たしかに、食欲がないとき「うどんなど消化にいいものを」と言いますが、実際うどんも必ずしも消化に良いとは言い切れません。先生方はそのような時、患者さんに何を勧めていますか?
私は「+卵or豆腐+刻み鶏(少量)+軟らかい青菜」などの“足し算”を勧めます。注意点は、天ぷら(脂質↑)、ネギ山盛り(不溶性繊維↑)、濃いつゆ(浸透圧↑)ですね。程度問題ですが。
冷たいものが増えると胃腸に負担がかかるので、温かい汁物はおすすめです。具材を細かく刻めば負担を抑えつつ栄養も補えます。酸味も消化を助ける面があるので、雑炊に梅干し、肉や魚のおかずにレモン汁、野菜は酢の物にするなども使えます。果物も水分・ビタミン補給として良いと思います。
結局「胃腸に負担をかけず、必要な栄養を少しずつ」が鍵ですね。卵入り雑炊、豆腐入り味噌汁、すりおろし野菜のスープなどは提案しやすいです。味噌汁は水分・塩分・ミネラルを同時に摂れる点で合理的です。量は無理せず「食べられる時に少しずつ」。固形がつらければヨーグルト、豆乳、プロテイン、バナナなども選択肢です。麺類も「+1品」(卵・豆腐・鶏肉・野菜)でかなり変わります。
「夏バテや夏の体調不良を防ぐための水分補給・食事等の工夫」まとめ
- 「少量ずつ」を徹底し、固形にこだわらず摂れる形で栄養を入れる(雑炊・味噌汁・スープ等)。
- 単品を避け「+1品」で補正する(麺+卵/豆腐/鶏/野菜、温かい汁物、果物)。
- .冷えによる消化機能低下と熱中症徴候に注意し、電解質補給・休息・受診判断につなげる。
生活リズムの見直しが夏バテ予防の近道
——生活リズム面での夏バテ予防法を教えてください
生活リズムでの夏バテ予防は、「体温調節の土台を毎日整える」ことです。
まず大事なのは睡眠です。寝不足になると自律神経が乱れ、汗をかく・血流を調節する力が落ちて、暑さに弱くなります。
次に飲酒です。深酒はそれ自体が脱水を進め、睡眠の質も下げます。さらに朝食抜きも要注意で、体の燃料と水分・塩分が入らないまま活動を始めると、午前中からだるさや頭痛が出やすくなります。厚生労働省の資料でも、熱中症の事例分析の中で「前日の深酒・睡眠不足・朝食抜き」がリスクとして挙げられています。
これらを踏まえた具体策は次のとおりです。
①就寝・起床時刻を大きくずらさない(休日も±1時間以内を目標)
②寝室は冷房・除湿で眠れる温湿度にし、寝る前のアルコールは控えめにする
③朝は起床後すぐに水を飲み、軽い朝食(おにぎり+味噌汁、ヨーグルト+バナナなど)を取る
④日中は頑張り続けないで、暑い時間帯はこまめに休憩する
⑤昼寝は15〜20分程度まで
⑥急に暑くなった時期は無理をせず数日かけて慣らす(暑熱順化)です。
加えて、前日の睡眠不足、二日酔い、朝から尿が濃い――この3つがそろった日は危険信号です。その日は予定を詰め込まず、外出は短時間にし、涼しい場所で体を休めることを優先してください。結局、夏バテ対策で最も効果的なのは特別な健康法ではなく、睡眠・飲酒・朝食・休憩を意識した「生活リズムの安定」です。
——では暑くて寝苦しいときの具体的な対策を教えてください
寝苦しさで十分な睡眠がとれないと日中の不調につながるので、質の良い睡眠を意識できると良いと思います。暑いと眠りが浅くなりがちです。室温は快適に寝られる26〜28℃に調節し、エアコンの風が直接当たらないように工夫ができると良いですね。
それから、暑いとお風呂の時間はシャワーだけで済ませる方もいるかもしれません。シャワーだけにせず湯船につかることで深部体温が上がります。深部体温が下がると入眠が促進されるため、睡眠の質向上につなげられます。もちろん、入浴前後に水分補給をして脱水を防ぐことも大切です。
夏は「暑いから仕方ない」と我慢してしまいがちですが、エアコンの使い方や入浴、寝る前の過ごし方を少し工夫するだけでも、翌日の体調はかなり変わってきます。
——先ほど夏バテ予防の具体策6つについてお話いただきましたがすべてを網羅するのは大変だと感じます。どうすればよいですか?
最低限の核(アンカー)を3つに絞るとよいですね!
順番とハードルを下げる工夫までセットで話すと動きやすさが変わります。
優先順位①は起床時刻を±30分でそろえることです。就寝は乱れてもよいので、起床だけは固定して体内時計のゼロ点を作ります。
優先順位②は起床後の光と動きです。カーテンを開けて自然光を浴びながら3分歩くことをおすすめします。雨なら室内でもよいです。できれば朝のたんぱく質(卵・ヨーグルト・豆腐など)をひと口でも、という形にします。
優先順位③はカフェインと画面の締め切りです。カフェインは就寝8時間前を目安に打ち止め、寝る1時間前から画面の明るさを半分にする(ナイトモードや紙の本へ切替)と伝えます。特にカフェインは無自覚に夕方に摂っている方が多い印象です。
——CK先生はどのように夏バテ予防に取り組むと継続できそうだと考えますか?
私が行動目標に落とし込むときは、スモールステップにして「自分ができそうなことから」取り組むことと、1回で正解を求めず、いろいろ試して取り組みやすい方法を見つけることが大切だと考えています。
「忙しいからできない」ではなく、「限られた時間の中で何ができるか」と視点を変えるのを勧めています。
例えば、こんな具合です。
・アルコールを減らしたいときはまず週1回から休んでみる
・完全にやめるのではなく1回の量を減らす
・朝食が難しければ品数を目指さず、まずはバナナ1本、ヨーグルト1個など少ない量でも可
小さな行動を続けて「これなら続けられそう」と感じられれば、徐々に生活リズムも変わっていくと思います。あと、不調を感じたら無理せず早めに休むことも、生活リズムを含めた全般的な夏バテ対策として大切だと感じます。
たしかに、「今日は調子が悪いから早く寝る」「今日は予定を減らす」という判断も、生活リズムを守る行動の一つです。夏バテ予防の生活リズムは、頑張るためではなく自分を守るためのもの。できるところから、できる形で続ける。その積み重ねが、暑さに負けにくい体を作っていくのだと思います。
「生活リズムの見直しが夏バテ予防の近道」まとめ
- 特別な健康法より、睡眠・飲酒・朝食・休憩の「生活リズム」を整えることが最大の夏バテ予防策である。
- 暑さによる睡眠障害は環境と入浴の工夫で改善し得るため、我慢ではなく調整で翌日の体調差を作る。
- 生活リズム指導は理想論ではなく、優先順位をつけたアンカーと小さな行動変容から開始すると継続しやすい。
座談会まとめ
「夏バテ」は病名ではなく“暑熱に適応しきれないことで起きる症状群”:
発汗による水分・電解質喪失、冷房との温度差による自律神経の乱れ、睡眠障害が重なり、熱中症の前段階として連続的に悪化し得る。順化(暑熱順化)には7〜14日ほどかかる前提で、早めの段階的対策が重要。
夏に注意すべき疾患の共通項は「脱水+電解質異常」:
熱中症だけでなく、尿路結石・AKI・深部静脈血栓症・横紋筋融解症などの引き金になりやすい。加えて食中毒や夏季ウイルス感染症も増え、内分泌ではバセドウ病の顕在化、ソフトドリンクケトーシス(ペットボトル症候群)も「夏バテ」と紛れやすいので見逃し注意。
対策は“特別な健康法”より「補水・栄養・生活リズム」を生活に落とし込むことが重要:
水分は「少量ずつ・電解質込み」を基本に、食事は麺単品を避けて「+1品(卵/豆腐/鶏/野菜、温かい汁物、果物)」で補正。生活リズムは理想論ではなく、起床固定・朝の光・夜の刺激を減らす等の“アンカー”とスモールステップで継続し、不調日は早めに休む判断まで含めて設計する。
AIMEDは、このような「気になるけど病院で医師に聞きにくい」「本当のところが知りたい!」という皆様の質問にお答えするメディアです。【医師に調査をリクエスト】から、ご質問をいただきましたら、本記事のように医師が座談会を開催して、皆様のご質問を検討いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。
参考文献
- CDC/NIOSH. Heat Stress: Recommendations for Hydration and Electrolyte Replacement. DHHS (NIOSH) Publication No. 2017-126.
- Environmental Health Perspectives (EHP). High Humidity, Impaired Evaporative Cooling, and Heat-Related Health Risk(Article ID: EHP11807).
- CDC/NIOSH. Heat Acclimatization Recommendations for Occupational Settings.
- Tasian GE, et al. Daily mean temperature and kidney stone presentations in five U.S. cities: time series analysis. BMJ. 2014;349:g6196.
- Centers for Disease Control and Prevention. Deep Vein Thrombosis and Pulmonary Embolism. CDC Yellow Book.
- 日本腎臓学会. AKI(急性腎障害)診療ガイドライン.
- 日本救急医学会.熱中症診療ガイドライン2024.
- 文部科学省.食品成分データベース(食品成分ランキング).
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